製品情報
ファイバー式・反射式 小型ビートセンサー
PNIR-F17 / PNIR-R17
■ 概要
-
原料/製品はもちろん、工程中の半製品の品質モニタリングが可能な近赤外線分析装置(NIR)です。
-
検量線の作成、分析のソフトウェア内蔵で取扱いが容易です。
■ 原理
-
900nm~1700nmの近赤外光を測定対象物に照射し、透過光、もしくは、反射光をポリクロメーター分光方式により分光・検出します。
流動層装置 (MP-01-FD)にPNIR-F17(ファイバー方式)を設置した例
-
本体に内蔵されたソフトウェアで予め検量線を作成し、測定対象を定量します。
-
近赤外線吸収帰属: –OH、-CH、-NH、CONH
検量線を作成し(左図)、3成分まで同時に測定できます(右図)。
■ 特徴 (PNIR-F17)
-
ファイバー方式
・透過測定/反射測定が可能
-
連続製造システムCTS-MiGRAの錠剤コーティングを担うCTS-PRCへの組み込みが可能。コーティング皮膜量をリアルタイムでモニタリングでき、終点制御に利用できます。
錠剤コーティング機(PRC-EVO)への組み込み事例
■ 特徴 (PNIR-R17)
-
同軸光学系
・測定距離50mm~100mmの間で設置可能
-
再現性の高い測定
・最大φ20mmの広い測定エリア
-
連続製造システムCTS-MiGRAの原料混合を担うMG200への組み込みが可能。混合状態をリアルタイムでモニタリングでき、混合終点の判断に利用できます。
原料混合ユニット(MG200)への組み込み事例
■ 応用例
-
水分、タンパク質、脂質、糖、アルコール、アミノ酸、製剤主成分(主薬)、溶剤、ポリマー、フィルム厚さ 等々のモニタリングが可能です。
-
製造ラインで
・品質の維持管理のためのリアルタイムモニタリング
・モニタリング情報によるフィードバック制御
-
品質管理現場で
・原材料の受け入れ検査
・製品の品質管理
-
研究室で
・検体の時間変化モニタリング
・スペクトルの取得、解析
■ 仕様
1.無線LAN/有線LAN (クロスケーブル標準付属)
製造ラインシステムでお使いいただけるように通信プロトコルを開示しています。お問い合わせください。
■ 参照
-
第18回医薬品品質フォーラム(東京)「装置メーカの取組み」 長門 琢也
http://www.nihs.go.jp/drug/PhForum/18thRecord/18Forum09.pdf