■ 特徴
粉体供給/混合~造粒/乾燥~滑沢剤混合~打錠~コーティングまで一貫生産システム
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原料供給、混合、造粒、整粒、打錠、コーティングの各工程を繋ぐことで、連続生産が可能です。
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従来は各工程ごとに品質管理が行われ、中間体として一時保管されます。
■ 原理
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原料供給、混合、造粒、整粒、打錠、コーティングの各工程を連続的に繋ぐことで、一貫生産が可能です。
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従来は各工程ごとに品質管理が行われ、保管スペースの確保、保管中の品質管理が必要。
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本システムでは、各工程中にNIRや粒度測定装置を用いたリアルタイムモニタリングにより品質管理が可能。
① 原料混合ユニット MG200
■ 特徴
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原料粉体の混合度を調整できるよう、バッチ連続方式を採用。
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定量供給機によって供給された粉体を素早く均一に混合する事が可能。
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NIRを用いて混合終点を管理し、品質のばらつきを低減。
→ PATシステムについての詳細はこちら
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混合用途に応じブレードの形状を変えることが可能。
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工具レスで分解・組み立てが可能。
② 造粒ユニット MG100
■ 特徴
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原料粉体の装置内滞留時間が一定となるように、連続処理装置を採用。
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撹拌造粒技術を応用し、打錠に適した幅広い造粒が可能。
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インライン式連続混合機としても高い性能。
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センターブレードやスクレーパーの形状を変更することで、造粒・乾式混合・滑沢剤混合に対応。
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本体傾斜機能により、装置内の粉体滞留時間をコントロール出来るため、造粒や混合度を調整することが可能。
③ 乾燥ユニット CTS-FD-01W
■ 特徴
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2分割式流動層を複数台ならべることで、バッチ連続で湿潤粉体を乾燥。
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ラボ機と同サイズのため、スケールアップ検討は不要。
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容器下部のスクリーンは傾斜式+指向性プレートを採用。製品を速やかに全量排出することが可能。
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各流動層に取り付けられたNIRにより湿潤粉体の水分値を測定し、
乾燥終点を決めるため、乾燥のバラつきを低減。
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溜め洗いによる洗浄に対応。
→ 流動層乾燥についての詳細はこちら
④ 乾式整粒ユニット QC-U10 (コーミル)
⑤ 輸送・滑沢剤混合ユニット MG100
■ 特徴
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造粒物と滑沢剤・崩壊剤などの混合において、バッチ連続処理、または連続処理装置を用途に合わせて選択することが可能。
→ 詳細については、本ページ内の下記項目をご参照ください。
① 原料混合ユニット MG200
② 造粒ユニット MG100
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NIRによってAPIの含量測定、混合終点を管理可能。
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PATツールにより品質上問題があると判断された半製品を廃棄タンクに自動的に排出。
⑥打錠ユニット 1090i
■ 特徴
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FETTE社製打錠機1090iを採用。WIP仕様にも対応可能。
→ FETTE打錠機についてはこちら
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セグメントにより組み立て、バラシ作業が容易。
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杵立て本数は30本、回転盤回転数は25~120min-1。
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NIR付自動錠剤測定機により錠剤重量/径厚/錠剤硬度/薬物含量を測定可能。(透過型または反射型NIR仕様があります。)
Fette製 1090i (写真はWIP仕様)
⑦ 錠剤コーティングユニット CTS-PRC
■ 特徴
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複数台のバッチ式錠剤コーティング装置にて構成。
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クリーニング機構付スプレーノズル(P-LAV-SPⅡラボ)を採用し、閉塞なく長時間安定したスプレー噴霧が可能。
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設置台数を変えることで、処理量をフレキシブルに調整可能。
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NIR (PNIR-F17)によりコーティング被膜量、錠剤水分値をリアルタイムでモニタリングが可能であり、高精度な終点管理を自動で実施。→ PATシステムについての詳細はこちら