製品情報
連続式直接顆粒化装置
CTS-SGR
■ 概要
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液体原料から直接顆粒を連続的に製造する装置です。
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得られる製品は球形性が高く、高密度、賦形剤核粒子が不要なため、有効成分が高含量で、均一な粒子径分布といった特徴を持ちます。
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従来のスプレードライ+造粒の工程をひとつに。加熱低減によるコストカット、分級操作の自動化による省力化が図れます。
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含量均一性が求められる顆粒製造、ミニタブレット製造、OD錠用薬物顆粒の製造におすすめです。
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ラボスケールの装置は、MP-01に搭載可能です。
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第17回仲井賞※受賞
※一般社団法人 製剤機械技術学会制定の「製剤技術の向上に貢献し、当年度最も優れた功績」に与えられる賞です。
直接顆粒化のイメージ
■ 原理
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ステップ①[スプレー顆粒化ゾーン]
流動層中での顆粒の原液をボトムスプレーすることにより、直接的にシード粒子を生成
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ステップ②
スプレーの継続によるレイヤリング造粒、球形化、重質化
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ステップ③[分級ゾーン、粒子戻りライン]
吸引エアによる顆粒化ゾーン中の顆粒の吸引と分級エアによる分級操作と、未造粒粒子(小粒子)のスプレーゾーンへのリターン
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ステップ④
回収エアによる製品の回収 [製品回収ライン]
ステップ①~④の繰り返しによる連続的な直接顆粒製造
■ アプリケーション事例
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豊富なアプリケーション実績で、様々な原料に対応可能です。
■ 高圧ホモジナイザーとのコラボレーション事例
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マイクロフルイダイザーで液中固形物を粉砕・分散させることで、さらに品質の高い球形粒子を製造することができます。
■ 参考論文
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仲井賞受賞論文 直接顆粒化装置「CTS-SGR」の開発/久澄 公二、松井 航、長門 琢也http://www.seikiken.or.jp/nakai/document/nakai17_ronbun.pdf
■ 仕様
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実験スケールCTS-SGR-01、生産向け10倍スケールのCTS-SGR-Xをラインナップ。
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今後、お客様のニーズにお応えして装置ラインナップを増やしていく予定です。
詳細につきましては、弊社営業までお問い合わせください。
*1:一般的な目安であり、製品の性質、諸条件により異なります。
FD-MP-01-CTS-SGR
(SGR-01)
CTS-SGR-X